敷地はうるま市の兼箇段に位置します。
昔から畑が多かった部落ではあるが、小中学校やスーパーも近く高速道路(沖縄北)もあり交通の便もいい為、
近年では宅地分譲が増え、住宅街化が進んでいる地域となっている場所で夫婦と3人のお子さんが住まう住宅を設計することになりました。
平面計画について、玄関へ入って2方向の動線をつくり、道路側には水廻りやファミリークローゼットなどのプライベートな空間を配置し夜間でも交通量がある為、騒音を緩和しつつ、もう片方の動線をLDKなどパブリックな空間と繋げて家族とお客さまの動線を明確に分ける計画としました。
リビングは開放的な空間にしたいという要望から、天井フトコロを設けず、コンクリートの仕上げ天井とし、屋上にて断熱材を敷く計画とし、庭に面して大きな掃き出しの開口、また、天窓を設けることで明るく開放感のある空間となりました。
仕上げ計画において、外観は左官補修掻き落としと普通ベニヤ打放しをブロックで分けてバランスよく調和させる計画とし、内観も打放し仕上げ系を基調に冷たくしすぎないように部分的に白塗装などを選定していきました。
ご家族が笑顔あふれ、子どもが健やかに過ごすことができる住宅になったと考えてます。